Inspired by Nikkeinews 20070903 民力アジア 脱・新興国モデル
アジア、インドへのOff Shoring の動き。アジアの交際分業は、付加価値の低い精算・組立工程を人件費の安い途上国に移すのが一般的であった。昨今は、開発力をつけたインド企業に「臨床試験」「コールセンター、会計処理などの事務」「ソフト開発」などの委託が進み、アウトソーシングの焦点は、より高度な「ナレッジ・プロセス・アウトソーシング=知的業務委託」に移りつつあるという。高付加価値の国際分業を取り込み、インフォシスの売上高営業利益率は、人件費上昇にもかかわらず、以前30%前後の高水準にある。
中国でも、研究開発の受託例が誕生している。「薬谷(ファーマバレー」という医薬バイオの集積しでは、米イーライ・リリーから新薬の開発の一部を請け負っている。研究史遠近のほか、候補物質を一つ発見するごとに、二千万ー二千九百万ドルの成功報酬を得るという。
知の分業力が、国際競争力の鍵とされ、シリコンバレーのIT企業でも、ウェブページの「パートナー」のページが注目される昨今。M&A、提携など、パートナリング・パワーを最大化する市場に、さらなる注目が集まりそうだ。
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