三井物産社長、鎗田氏がめざすフロネティック・リーダーシップの実現。同社では、バリューチェーンの全段階(使用済み製品のリサイクルまでも含めて)で、段階ごとに付加価値を出すことをめざしている。
これは、野中経営論でいえば、「資源を単なるものではなく、『流れ』『プロセス』と考え、関係性の連鎖を次々に増幅していき、持続的に価値を創造している」ということ。組織論としては、あまりがちっとした組織構造をつくるより、社内外のあらゆる関係性の中で生き生きとした連鎖的な場をつくることが重要となる。お客様との場をつくり、共感をしっかりとつくる、また社内でも同じレベル場合によってはさらに濃密なレベルで価値観を共有する。それができると新しい形の綜合力を持つ企業ができると考えている。
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