舞台づくり、映画づくりにかかわる「演出家」という存在は、どうもイノベーションと関連が深いようだ。平田おりざ、蜷川幸雄、広くは宮崎駿、三谷光喜などの映画監督から、「創発」を生み出すコンダクターという視点から学びたいと思う。
ほぼ日刊イトイ新聞で特集されている、三谷光喜と糸井重里の対談が興味深い。
飲み会に乗るわけではないが、やはり気持ちとしては誘ってほしい、「声をかけられたけど断る」というポリシーを貫かせてほしいと語る三谷光喜監督に、糸井重里がぴしゃり。
糸) だって、みんなは、我慢しながら「オレはこの役で」っていうことで、不本意なんだけど「この役で扱っていいよ」という気持ちで生きてるんです。ところが三谷さんは贅沢だから、複雑な自分のままで、「オレに役をくれ」って言ってるんです。
三) やんちゃな男でも、すけべな男でも、本当にそういう状況を与えられれば、僕はものすごい力を発揮するんですけどね。なかなかそういう状況をみんなが与えてくれないっていうのはすべてのことにおいてありますね
ちょっと共感。。「つくり手」の美学を学ぶことは、創発経営のaesthetic managerの資質育成の早道であるのかもしれない。
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