そもそも、このようなページをつくってみようと思ったのも、「負け犬」としてくくられる女性たちのなかにも、個性的な顔がいくつもあって、その価値観の多様性を伝えたいと思ったから。
違いを際立たせている切り口の一つは、バブルを経験したか、していないかの違いにある。バブル期の大学生活と、崩壊後の大学生活は、華やかさという点で大きな違いがあった。バブル期といえば、トレンディ・ドラマ最盛期。「大学生はそんなすごい部屋に住めないでしょう?!」というようなおしゃれなマンションが舞台となり、学業とは無関係の楽しい恋愛の日々が描かれていた。その影響を受けて、バブル期のばか騒ぎを経験した人は、現在もお金の使い方がダイナミック。遊び心から発想されるアイデアもダイナミック。
一方、バブル崩壊後に大学生活を迎えた負け犬たちは、中学・高校時代に華やかな大学生活を夢見ながら、実際には厳しい受験戦争を経験、くぐりぬけた後にも夢見た華やか大学生活はすでになりを潜めていた。そんなバブル崩壊経験負け犬は、なぜか発想や投資の規模がみみっちい。団塊ジュニアだけに人数は多いはずなのに、世の中をダイナミックに変えていくパワーを感じさせないのである。
「負け犬は、節目に自分へのご褒美を買う」というが、その投資の規模も両者で違うのでは?バブル崩壊経験負け犬としては、年相応の投資をもっと上手にできるようになりたいと思うのである。
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