Inspired by Nikkeinews 20061225 経営の視点
引用---
そもそもネット革命の本質は何か。グーグルのヴィントン・サーフ副社長はインターネットを「史上初めて特定用途を想定せずに作られた通信網」と定義する。一対一の通話を前提にした電話網などとは根本的に違う。通信会社ではなく、サービス会社やコンテンツ会社が通信網の上で多様なサービスを自由に展開する。通信網は単なるパイプと化し、固定電話会社は激しい料金競争に巻き込まれた。
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本記事が指摘するとおり、携帯電話は通信会社がサービス料金の主導権を持ち、ネット革命本来の姿とは程遠い。欧米を含め、割高な通話料と、従量制のパケット通信料で稼ぐ企業が多い。高速で使い放題のサービスを打ち出すことは、携帯通信各社にとって、ビジネスモデルの転換を意味する。
サービス、コンテンツ事業の育成と、高速通信のための設備投資。収益のバランスをとりながら、ビジネスモデルの転換を図るシナリオをいかに描くのか。固定電話会社の経験に学び、いち早くネット本来の姿を実現する者が、次の市場のリーダーとなる。
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