Inspired by Nikkeinews 20070228
世界的な水産資源争奪が進む。水産業の老舗、マルハグループ、日本水産ともに、M&Aによる積極的な業態変革を図っている。日本水産は、漁業資源の競争激化を予測し、早くから海外展開のための先手買収を仕掛けてきた。これらの投資が功を奏し、最高益更新につながっている。
また、水産事業からファイン事業(健康食品、衣料原料など)へのシフトも利益率改善につながっているという。同社は、魚油などから機能性油脂を造る工場を設立を進めている。
買収した企業との統合効果の発揮が今後の鍵を握る。シナジーのポイントは、文化のすり合わせではなく、業態変革を促進する新・モデルの確立である。
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