Inspired by Nikkeinews 20070302 成長を考える
「中小企業庁によれば、米国では会社をつぶした経営者の53%が経営者として再挑戦する。日本では半分の26%以下であるという。
失敗学の畑村教授は、手抜きなどによる『許されない失敗』と、新しいことに挑戦したうえでの『許される失敗』を区別せよと指摘する。米国であれば、後者は「ナイストライ」と許容される。日本は後者にも厳しいために、「失敗ゼロの方がいい」との神話が残る。」
本記事が指摘するように、戦後の会社社会主義による影響は大きい。一億総中流をめざし、横並びで平等主義、個人の夢も福利厚生も会社が丸抱えしていた。挑戦で成功しても尊敬されない「嫉妬の経済(by 奥田碩トヨタ会長)」がひろがっている。年功序列色が強く、年齢が高くなればなるほど挑戦する機会が乏しくなる。
それでも、大正から昭和初期には、挑戦を好しとし、企業家や相場師による「活気ある資本主義」が息づいていた。「大正時代」。民主主義がひろがり、活気ある資本主義によって日本が成長していた大正デモクラシー。この時代に私達が学ぶものは多いのかもしれない。
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