Inspired by Nikkeinews 20080228 やさしい経済学 資本主義の倫理的課題
グローバルリッチテストというサイトが、注目を集めている。年収を書き込むと、自分が世界でどれだけリッチなのかがバロメーターで表示されるというもの。日本人の多くは世界でもっとも豊かな上位10%、さらに都心に住む正社員ともなればもっとも豊かな1%の人ということになる。
このサイトでは、「思ったより、リッチだったでしょ。ぜひ世界の貧困層のために、寄付をしましょう」と呼びかける。倫理的課題の記事によれば、「民主主義同士の国」では戦争が起きていない、途上国の民主化を支援することが、テロの脅威を克服につながるのではないかととく。いかに各国を民主化するのか、最近では関税構想なるものが注目を集めているらしい。
現代の国際貿易は、「自由市場経済」の理念とはほどとおい。先進諸国が途上国からの輸入品にかける高い関税は、途上国が受取るODA(政府開発援助)の10倍もの損失を与えている。もし、関税がなければ途上国は自由市場経済の下で、もっと高い経済成長率を達成できるはずだ。
関税は国を統治するために不可欠。そこで先進国は自由市場経済を重んじる立場から、途上国が達成することができたであろう水準まで援助ないしは補償してはどうか。また、単なる所得移転ではなく、統治能力向上を支援するものにする。
最近のコメント