Inspired by NikkeiOnLine
過日、「武士道よりも商人道」という山岸俊男氏の主張に触れたが、これに関連する記事を発見。「マネジャーは江戸しぐさにまなべ」という越川さんの主張。
江戸しぐさを考え出したのは町方の商人の頭衆、つまり商人のリーダーたちだった。越川さんは彼らを、「現在なら、経団連のメンバーに匹敵する人々」と例えている。「当時の商人のリーダーは、『四書五経』や『陽明学』といった古典から、人間としての正しい生き方を学んでいました。こうした古典を咀嚼した知恵が、江戸しぐさに織り込まれているのです」
江戸しぐさの「しぐさ」は、「仕草」ではなく「思草」と書く。「思」は思慮を、「草」は行為を意味し、越川さんは「思ったことが、直ちに行為になるということです。つまり単なる行動マニュアルではなく、もっと奥深いものなのです」と話す。
最近のコメント