Inspired by Nikkeinews 20100114 経済教室
大企業の救済策をシリコンバレーの動きから考える。
- IBMでガースナーはソリューション事業の業態を変革したが、そのテコは95年にロータスの買収。同社にとって初めてのソフトウェア会社買収であったが、その後毎年のようにソフトウェアVBを買収し、ソリューション企業としての地位を確立した
- グーグルも、自分たちで持っていたサーチエンジンと、オーバーチュアというベンチャーの持っていた広告エンジンを組み合わせて、独自の事業モデルを創造した。広告電話分野で、広告方事業を推進する歳も、形態広告の最有力VBを買収
- アップルのiPod。実はこれも最初は外部のVBからの持ち込み案件だった。ほかにも、広告型の収入モデルや携帯電話分野への参入字に、グーグルを後追いして携帯広告No.2のベンチャーを買収
ベンチャーを「潜在顧客ニーズを顕在化させる、新事業の“斥候(せっこう)隊”」として活用することは、動きの遅い大企業に代わり、リスクとをって新しい商品やサービスが市場で受け入れられるか実験してくれる役割となる。
また、グーグルに見られるように、単に機能を追加して網羅するという「足し算」志向ではなく、お互いに触発されながら「共創」する「掛け算」志向が重要。ベンチャーを下請けのように扱い、開発物を調達するという姿勢では、創造的な事業は生まれない。
<blockquote dir="ltr">シリコンバレーでは、エンジニアの1/3が移民、さらにその2/3がアジア出身。彼らの多くが母国に戻り新規事業を推進する。グローバルな視点でグローバル人材を活用する視点が欠かせない。
また、次世代経営者の選別基準も変化が見られる。ベンチャーが持ち込むアイデアは異質であり、自社内の既存事業はこれに抵抗する。この二つをつないで「共創」させるには経営者が自ら動き、社内と外部のベンチャーの両方を動かすスキルが求められる</blockquote>
大企業とベンチャー企業の関係が変わる日も近い。
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