負け犬たちは、お仕事歴が10年近くを誇るため、当然ながらビジネスへの関心も強い。「ややこしいけど興味深いマネジメントの話」もここにつづっていきたいと思う。
これまた、新聞ネタ。ジャック・ウェルチGE前会長が、CEOに求められる資質について語っている。「CEOの資質は昔も今も変わらない。『誠実さ』『情熱』『ミッションを浸透させる』社内にいる自分より優れた人間のやる気を引き出し、成功した場合にはたっぷりと報い、新しい仕事に挑戦させるということだ」
「後継者選びは難しいが、私の場合は六年を費やした。22人の候補者のうち、4人は周囲も認める最有力候補、6人は有力候補、残り12人は当て馬だった。候補者全員に様々な業務を担当させ、適正を試した結果、最終候補として残った三人は全員当て馬の中にいた」
へぇぇぇ。偉大なカリスマ経営者の後継者選びは難しいといいますが、ウェルチ氏は22人も選定して、適正を試していたのね。組織人としては個人としての偉業達成にとどまらず、偉業が持続される仕組みを施したかどうかが、重要な評価指標になるのですね。
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