一昔前までは、あたり前のように行われていたという社内運動会。負け犬族は、社内運動会を支持するだろうか・・・。
そもそも、日本での運動会は明治初期に海軍兵学寮で外国人教師の指導の下で開いたのが始まりという。子供たちの運動能力を高めるという目的にとどまらず、街や村をあげてのお祭りに近い性質のものへと進化していった。
戦後盛んになった企業の運動会はお祭り部分を引き継ぎ、企業としての一体感、社員の満足度を高めることに一役を買っていたという。以前は休日も娯楽が少なく、家族サービスになるとして喜ばれていた。
バブル崩壊後、福利厚生費の削減の流れをうけて、運動会は下火となった。会社行事に参加することをダサいと感じる若手社員が増えたことも背景にあるという。
一方で、職場の一体感を高めるという運動会の効用に注目し、ホンダの鈴鹿製作所、テクアンドギブ・ニーズといった新旧の企業が新しいイベント型での運動会を復活させている。
「会社行事に参加するなんてダサい」という感覚と、「もっと親睦を深めたい」という感覚。どちらも大切だとしたら、Coolなスポーツ・イベントをプロデュースする力にかかっているということかな?
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