Inspired by Nikkeinews 20060204 大機小機
人口減少社会の到来にともない、心配要因の一つが労働力不足である。しかし、本稿では「日本の労働力人口は1998年以降現象が続いている」「ところが、実際には労働力不足になるどころか失業率は上昇してきた」と指摘する。
矛盾した動きの背景には、[1] 契機の低迷による新規採用の抑制 [2] 需要と供給のミスマッチ(専門技術職のニーズ拡大と、若者の理工系離れなど)があると指摘する。
つい、「人口減少→労働人口減少」と考えがちだが、労働人口は労働市場として規模を想定しなくてはならない。需要そのものを拡大する(新産業の育成)、生産性向上策が開発される(ITなどの技術活用)など、人口減少社会の労働環境に与える要因を幅広く見ていく必要がある。
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