Inspired by Nikkeinews 20061021 ネットと文明
2006年、ユーチューブの盛り上がりによって、非営利目的の自由な利用を許す著作権運用ルール「クリエイティブ・コモンズ」を採用するクリエイターが増えた。個人の映像に限らず、プロの音楽ビデオも本ルールに着目する理由は、「利用者がただで広めてくれて、低コストな宣伝になるから」というもの。知の共有の一人歩きを逆手にとって利用している。
「創作や私的利用を確保して著作物が広まる機会を提供しながら、原作者の利益をどう守るのか」
グーグルが推進する書籍の本文検索も、同様の議論を呼び起こしている。優良なコンテンツに接触する機会、楽しむ機会の拡大というマーケティング・イノベーションを受け入れ、新たなビジネスモデルへの転換が図れるかどうか、勝機はここにある。
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