マイスペース、セカンドライフ、ユーチューブ・・・・、Web2.0を代表するアプリケーションが数々登場し、『ウェブ進化論』の梅田望夫氏のわかりやすい案内文もあって、第二世代のネットサービスの潮流が目に見えて感じられるようになってきた。ブロードバンドの普及を背景に、利用者が情報を共有したり、ネット上で作業できるようなサービスの総称・・・。この潮流をうけて、多くの企業が自社のビジネスモデルを描きなおし始めている。
2.0現象。アップルコンピュータはiPodの登場により、音楽やメディアのプラットフォームを激変させ、低迷していた経営体質が見事に革新、アップル2.0に変身した。出光興産も、創業者出光佐三の大家族主義という非公開企業を貫いてきたが、コーポレートガバナンスの近代化や資金調達の多様化などを狙って公開、出光2.0をスタートさせた。
「日本企業も、01年を底辺に五年連続増収増益を歩みだす企業が増えている。円安や外需の僥倖(ぎょうこう)に依存しない戦略が必要となる。五年間、カリスマ的経営者が腕を振るったバランスシートの調整のうえ僥倖が降り注いだ1.0、これからはミドルが核となって損益計算書ベースの収益マシンに企業を変える2.0の出番だ。」(引用、20061030日経新聞核心)
2.0現象。その革新的な進化の核心は、ユーザを中心とした進化だ。まず、ユーザや社会のありたい姿を描く。共感が得られたら、ビジネスモデルは後からついてくる。
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