Inspired by Nikkeinews 20070127- 株主とは
ヒトはなぜ株主になるのだろう。教科書的に言うと答えは三つ。値上がり益や配当を受け取る(利潤)、経営権を握る(支配)、会社財産の持分を確保する(物的担保)--。
本稿では、台頭する意外な株主、驚きの投資方法、経営者と株主の関係性の変化を追っている。その記事に記載された「ひとこと」欄に注目した。
「SRIは運用成績もいい」エイミードミニ氏
(損得だけでない投資観により、社会的責任への貢献度の高い組織に投資しようとする取り組み)
「長期では市場平均に勝てない」米コンサルタントのチャールズ・エリス氏
(24時間稼動のコンピュータが、株、債権、商品などの世界の先物を監視、価格変動の傾向を読み取り、機械的に取引を行う。「アルゴリズム取引」「ミリセカンド」など、業績や経営体制と関係なく無機質な投資を行う動きが広がりつつある。投資の基本とされる個別株の価値判断をせず、相場全体に追随する「フリーライダー」と揶揄されることもあるが、エリス氏は指数連動が有利との現状を吐露する。)
未熟な投資社会のなかで、「想い」と「能力」を軸に投資を集める手法を開拓できるのか、信頼社会の実現にむけて、問われる課題である。
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