Inspired by Nikkeinews 20070217 ネットと文明
米ネット通販アマゾン・ドット・コムに、「メカニカルターク(Mターク)」という仕事仲介サイトがある。テープ起こしや写真の内容判別など、コンピュータが苦手とする作業を登録者に紹介するサイト。ネットにつながる大勢の人の脳や人力を一つのコンピュータのように使う。
Mタークの仕事は、よくても時給3.6ドル。米連邦で定める最低賃金は5.15ドルというから、究極の分業化・細分化によって、経営者には都合のよいアウトソーシングが進み、労働価値は地盤沈下しているようにも見える。
人力の分担か、クラウドソーシングか。ネットが生み出した協業体制を、労働者の価値向上のために、活用していきたい。
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