効率向上型ワークスタイルの実現にむけて

Inspired by Nikkeinews 20070219 経営の視点

キャノン、トリンプなどの企業で、残業削減と業務効率化の運動が展開されている。残業代の割増率引き上げの法案が上程することをかんがみた動きのようにも見えるが、キャノンの経営者は、「将来の自己管理型労働制が成立したときの備え」と説明する。

トリンプの取り組みは本格的で、何しろ、1991年から効率化と残業削減の同時展開を進めているという。2003年には毎日をノー残業デーに設定。「残業が多い会社では、育児などを抱えた女性社員が提示に退社しづらいため、定着率が低くなりやすい」女性の活用と業務の効率化を善とする、強い信念で活動が継続されている。

イトーヨーカ堂でも、店舗運営の効率をチェックしている。結果として、生鮮食品を売れる時間帯に段取りよく並べる、少数精鋭のバイヤーでチームを組み、情報を共有してよい商品の仕入れが可能になっている。

「自己管理型労働制への備え」・・・、この視点は労働者である私たちにも求められ始めている。