Inspired by nikkeinews 20070414 世界を語る 米アースポリシー研究所所長 レスター・ブラウン氏
「地球温暖化が水不足と深刻な飢餓を引き起こす」。エネルギーと食糧の二つの不安が直結している。
米国では温暖化対策として進むエタノールの原料であるトウモロコシの値段が上がり始めている。同氏は、トウモロコシの半分がエタノールに向かう動向について、「食糧の多くをたどればトウモロコシを資料とした動物からつくるものが多い、チーズ、牛乳、卵・・・。じきに小麦やコメなどの穀物も高騰を始めるだろう。」と指摘する。
農業生産に伴う課題な揚水も進み、国家外交上は、エネルギーの取り合い以上に、穀物を通じて水の奪い合いになる可能性が高い。競争力の源は、軍事力よりも資金が重要となる。豊かな国と貧しい国の格差が広がる懸念も大きいという。
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このような動向に対し、ブラウン氏はエネルギー効率を高めるアイデアの重要性を指摘する。ハイブリッド、充電、風力・地熱発電などの蓄電・効率技術はもちろんのこと、排出権取引や環境税などの社会科学領域でも、イノベーションが求められている。
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