Inspired by Nikkinews 20071124 民力アジア
Diversity and Inclusion (多様性とその受容)というキーワードは、かつてはジェンダーやマイノリティへの対応策として発足したが、現在では「業績向上は異なる才能を活用する」「社員を重視し、彼ら・彼女らの力を引き出す」という意欲的な目標のために、活動を推進する企業が多いようだ。
こんな話がある。「それぞれの人が持つ文化によって尊敬するリーダー像が違う。例えば、ミーティングで積極的に多く話すことを評価する文化もあるが、反対にあまり話さずに他者の言うことをよく聞き、的確な判断ができるほうを評価する文化もある。リーダーとはこうあるべきと決めてしまわず、話し合いながら自分たちはどんなリーダーを尊敬するのか、何を評価するのかを納得することが重要」。多元性を重視する時代には、リーダーシップのあり方を固定化すべきではないのだ。
本記事では、Diversity and Inclusionの取り組みとして、宗教や民族も市やにいれた柔軟な組織構築を探る場の構築事例が紹介されている。一元的な家族主義ではなく、多元性のある家族主義の場へ。グローバルな先端企業で、バーベキューやハイキングを会社が企画・運営されているという事実を、時代の反動としてとらえず、新しい時代の場づくりとして認識する必要がありそうだ。
最近のコメント