Inspired by Nikkeinews やさしい経済学 未来の読み方 関西学院大奥野卓司教授
現代社会については、近未来の予測すら学問の厳密性を失うものとして、論じることはタブーとされてきた。大きな物語の終焉をJ・F・リオタール(仏ポストモダン哲学者)が唱えたのち、社会科学、人文科学の領域で、社会をマクロに論じつこをと禁じてきたという印象がある。
それに代わってできたのは「小さな物語」。個々の人々の日常生活の行動、発言(漫画同人誌やユーチューブで流される個人アニメ・・など)を読み解くことで社会や文化を論じようとする傾向だ。田の神、山の神、家の神など生活の中に多くの神様を見出した折口信夫。この民俗学的な方法でこそ現代の社会の中に潜む未来の予兆をかぎわけることができる。
デザイン・シンキングの重要性を、折口信夫は見通していたのか。彼の作品に学びたい。
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