Inspired by 丸の内キャリア塾
本紙で紹介されている、勝間和代氏、渡辺千賀氏ともに、異質のものを結びつけることで創造性を喚起し、独自の専門性を確立することを実践し、自然と身につけてきたようだ。
「バイオテクノロジー×ITなど二つの世界に共通する言葉を探し、その間に橋をかけてビジネスを成立させる」
「英語、会計、IT、コミュニケーション能力、人脈力-そういう広く通用する汎用的なスキルを二つ以上備えていて、それらをうまく組み合わせることができればそこに専門性が生まれる」
「専門性を持つメリットは、会社や組織に依存せず、人生における自由度が高まること」
興味深いのは、「ひとつ言っておきたいのは、専門性を持つことと、ひとつの仕事にのめりこむことは別だということ。仕事のやり方を必要に応じて柔軟に変えていくことが大事」との指摘。従来とは、専門性の発揮、蓄積の考え方が変化しているのだなぁ、と実感したインタビュー記事でした。専門家にも、自己能力を俯瞰する力が求められてくるということですね。
最近、「キャリアデザイン」から「キャリアドリフト」という考え方に注目がシフトしていると言われます。キャリアの方向性をガチガチに決めておくのではなく、外から偶然にやってきたチャンスを生かしながらより柔軟にキャリアをつくっていこうという考え方。
失敗には、やったうえでの失敗と、やらなかった故の失敗があり、なかなか成功できない人の多くは後者の失敗を繰り返していることが多い。
いろいろやっていく中から自分にふさわしい専門性が見えてくるもの。自分は何にワクワクするのかということを考えて、そのスキルをどんどん高めていくことが、より専門性をつながることになる。「自分だけの専門性を見つけていってほしい」
キャリアドリフトのカギは、ワクワクということですね。ワクワク・キャリアドリフト論、ぜひ描いてみたいものです。
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