Inspired by Nikkeinews 20080531
日本各地から人が集まり人口が急速に増えた江戸の町で、住民同士が心地よく暮らすための工夫、これが江戸しぐさ(心草)。お互いに相手を思いやり、安全かつ安心して暮らすための心がけ。
- 肩引き: 雑踏ですれ違う際、互いに肩を引きぶつからないようにする
- うかつあやまり: 謝る相手に「私もうかつでした」など謝る、場がなごむ
- 七三歩き: 道幅の三割分を歩き、残る七割を急ぐ人のためあける
- こぶし腰浮かせ: 腰を拳分だけ浮かせて席を詰め空席をつくる
- 傘かしげ: 雨の日にお互いに傘を外側に傾け、ぬれないようにすれ違う
- あいづちしぐさ: 相手が話をしているときにはしっかり聞き、話の腰を折らない
- 許すこころ: 相手に非があっても頭ごなしに怒らず、許す心の余裕を持つ
江戸しぐさとは、思草を表記する。「思」は思考や思想、「草」は行動を表す。「守らなければとにかく自分が気持ち悪い・・」そんな生活規律を自己の内部に持っていた。「お上が取り締まらなくては、マナー違反を注意できない」なんて、いいわけなのかもしれない。
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