女性の就業機会拡大、大学進学率の向上、少子化による女性戦力化への期待増大・・・。女性のやる気を高め、積極的に登用しようという風向きが強い昨今。以前は、コース別採用を行っていた金融界でも、コース別を廃止する動きが強まっている。
経験が深く、例外処理も含め、暗黙的なノウハウで特定業務を確実にこなすことの多かった一般職員が、「自分の仕事が会社全体にどう貢献するのかを常に意識するようになった」と言うように、主体的に経営に関わる機会を得ることは素晴らしい進化だと思う。
一方で、「女性は仕事で責任をとることになれていない人が多い、不安や恐れを取り除きながら、挑戦することの楽しさを伝えてほしい」と、専門家(ライフキャリアデザイン・アソシエイツ)は指摘する。
経営サイドへの要求とともに、女性個々人が、機会の拡大と責任の委譲を受け入れながら、挑戦するマインドを養っていく必要がある。実際、責任を任されたときのプレッシャーとどう対峙するのか、悩むことは多い。今はそういう知恵が、一人一人の中に埋没しているが、どうにか支えあうような取り組みができないだろうか・・。
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