Inspired by 週刊東洋経済
2009年まで好調だったノウハウ本の売れ行きが伸び悩み、一方で根本的な世界の方向性を洞察しようという流れが生まれた2010年。様々な主張を理解する指標として、政治、経済の自由度から考えるという、馴染みやすい指標を東洋経済が提示してくれている。
政治的自由度+ 経済的自由度+ リバタリアニズム(自由至上主義)
個人の自由を最大限に尊重、国家は最小機能であるべきで再分配には否定的。新自由主義から極端なかたちでは無政府主義(ロック、ハイエク、フリードマン、ノージック)
政治的自由度− 経済的自由度+ コンサバティズム (保守主義)
経済活動への政府の干渉は抑制する一方、政治的には家父長的な伝統的道徳感を尊重。「古典的自由主義」と「新保守主義(ネオコン)」の二種類(シュトラウス、ベル、W.クリストル)
政治的自由度+ 経済的自由度− リベラリズム (自由主義)
政治的には個人の自由を尊重するが、経済的には「再分配」を重視。人類共通の「正義」を主張。宗教的に中立。「福祉国家リベラリズム」とも称され、「社会民主主義」を含む(カント、ロールズ、R.ドゥウォーキン、セン)
政治的自由度− 経済的自由度− コミュニタリアニズム (共同体主義)
リベラリズムが主張する個人の権利や正義より「善」の優位を主張。宗教も重視。現オバマ政権が近い。極端な形では「共産主義」「全体主義」。
野中郁次郎一派の私は、コミュニタリズムの思想、共通善を重視していることを改めて実感する。一方で、過去の家父長的道徳観を全面的に尊重できるかといえば、それにはNOである。鳩山内閣(共同体主義)から管内閣(自由主義)へ至ったのは、朗報かもしれない。あとは、腰を据えて新しい政治、経済のあり方を、民、官、NPO/NGOなど立場を超えて公共心を持って語り合うのみ。
さがしさがして、ここまでたどり着きました!
あなたは何主義、を紛失して、なんとか、と思いさすらいました。
写真が載っていてありがたい!のですが、経済的自由がかぶっていて。。。
政治的自由のページも載せていただけないでしょうか?
お願いします!
投稿情報: 13_hunt | 2011年3 月10日 (木) 21:35