これまた、備忘録です。日経日曜日版(2007/01/28)の読書欄に紹介されていた著書、『働かない』。
労働と怠惰は単純な二項対立ではなく、両者の緊張関係こそ労働の意味を問うに永遠に必要だとするアイロニー(皮肉)感覚、懐の深さが大事という趣旨で、ジョンソン、フランクリンから現代のスラッカー(怠け者)やホームレスの文化まで一挙総覧する前代未聞の「創造的」怠惰の文化史だ。
彼は、ヒッピー文化のど真ん中で青春を向かえ、先行世代から遊んでばかりの無為怠惰な若者たちとしかられた世代の典型という。「だから今、いい年をした息子が昼間からぶらぶらしているのに理解を示すのかと思いきや、働け!と思わず激しい怒りを感じつづける。この怒りの正体は何かという問いが出発点だ」
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